航空法改正に伴うRCクラブ運営

2015年12月23日 (クラブ活動履歴)

かわせみRC倶楽部はクラブ設立から3年が過ぎたところですが、

RCヘリコプターをはじめ、RCプレーン、RCドローン、そして今ではダートコースをエンジン、電動バギーが走り回る状況となってきました。

右も左もわからない初心者も3年も経てばそれなりにRCライフへの理解度も深まり、より長く楽しむ為にも安全なクラブ運営を目指し様々なルール化を進めてきました。

とりわけ、まずは、

【電波法の遵守】
今となってはクラブ員全員が技術適合品の使用をし、FPV(目視外)飛行については操縦者の全員が

「アマチュア無線4級以上の取得、免許証携行」
「映像送信機の使用機器は全て、
開局申請、免状携行」

によるフライトを義務付けるようになりました。

そして、

【航空法の遵守】
2015年12月10日より施行された、航空法改正によりFPV飛行(目視外飛行)については、国土交通省航空局より飛行承認を受ける必要が出てきた為、かわせみRC倶楽部として代理申請を行うに至り、

12/23に正式な承認

を得る事ができ、届け出た範囲において目視外飛行が可能となりました。

電波法、航空法の2つがクリア出来たので、ようやく、完全に合法でのフライトが実現出来るようになりました。

電波法の開局申請については色々と先駆者の方々の情報がありますが、航空法の承認申請については法施行から間もないという事で、あまり具体的な情報が出ておらず、どのような書類を作れば良いか分かりにくい面もあると思われるので、審査の上で主に重要視されると思われた点を簡単に説明したいと思います。
※今回はクラブが取りまとめる形で、クラブ代表者がFPV飛行を行うメンバー分を代行した書類として申請を行いました。
 

(今回の申請で航空局側から指摘を受けた点の説明)
■飛行申請するエリアが航空局の管轄外であっても他の組織、団体が先に進入表面、水平表面、管制圏など制限を設けていないか。

※民間や公的機関が設置した飛行場やヘリポートがある場合、事前にそちらに問い合わせ許可を得ておく必要がありますが、許可が出ない場合は、航空局への申請は出来ますが、承認が下りない可能性が高いと思われます。
(ほぼ、承認されないと思われます。)

ちなみに、かわせみRC倶楽部でも飛行申請するエリアから半径1km以内に公的機関のヘリポートがあった為、事前に問い合わせた結果、許可がもらえた為、航空局へその旨申請を行い、承認を得る事が出来ました。
ただし、上空からの施設内撮影を禁じられていた為、その点を飛行マニュアル内の条項に記載しました。
※一番最初の航空局へのアクションの際、航空局からは先に公的機関敷地の周辺空域に規制がかけられていないか確認してくるように言われ、そこからのスタートとなりました。

 

■第三者の土地上空エリアへの進入をしない。
申請の飛行エリア外に出る事は無いのですが、特に第三者の上空へ進入しないという点を記載する事を念押しされました。

 

■高度制限について、申請内容の変更を促されました。
航空法で高度150m未満であれば合法という認識から、事前申請時は制限一杯の高度150m未満で申請しましたが、エリア内外の防護壁とみなせる山や竹林などの壁面高さが40~50m程度であった為、150mの申請では飛行中にエリア外へ飛び出す危険がある点の指摘を受けました。
「申請をする事自体は問題無いが、150m未満での申請の場合、さらに審査が厳しくなり何らかの対策説明をしなければならない。」
という回答ニュアンスでしたので、今回、FPVレースでの飛行が主な申請目的であった為、高度30mあれば十分という判断から、30m未満に修正して申請をしました。

 

下記PDFは、かわせみRC倶楽部で国土交通省 航空局より承認を得た、申請書類内容一式の参考です。
※個人情報等、公開が出来ない記載箇所については、記載削除・編集等してます。

 

<書類一式参考ダウンロード>
●(様式1)無人航空機の飛行に関する承認申請書 サンプル
●(様式2)無人航空機の機能・性能に関する基準適合確認書 サンプル
●(様式3)無人航空機を飛行させる者に関する飛行経歴・知識・能力確認書 サンプル

(様式1)~(様式3)申請書 サンプルダウンロード [PDF297KB]
※(様式3)は1名ずつ、全員分の申請が必要です。
※飛行日時は最大1年間で申請しますが、最終的な日付は航空局から指示をもらい記入しました。

 


(別紙1)飛行エリア及び経路の表示 サンプルダウンロード [PDF266KB]
 

●(別紙2)かわせみラジコン倶楽部会則
※各クラブさんの既定の会則、規則等を書面化にて申請すれば良いと思いますので資料割愛します。


(別紙3)無人航空機を飛行させる者一覧 サンプルダウンロード [PDF140KB]
 

(別紙4)飛行マニュアル サンプルダウンロード [PDF327KB]


(別紙5)無人航空機の機能及び性能 サンプルダウンロード [PDF3.65MB]


(別紙6)操縦用送信機・映像電送用送信機及び受信装置 サンプルダウンロード [PDF1.87MB]


(別紙7)無人航空機の追加基準への適合性 サンプルダウンロード [PDF130KB]

 

以上が当クラブでFPV飛行(目視外飛行)を合法的に行う為に申請した書類概要です。
12/14申請で12/23付けで承認となりました。


今後、FPV飛行(目視外飛行)の操縦者の追加や機体仕様の追加、変更、削除など、
申請内容に変更が発生する場合、その都度変更の届けを行って承認を得る必要がありますが、
今回、飛行場所や運用のルール自体は承認されたので、操縦者の追加変更などは割とスムーズになるのではないかと思います。


基本的に審査に重点が置かれているのは、やはり、安全な飛行体制が取られているのかどうか、
という点が重要な審査判断になってくるのではないかと思いました。
また、提出する書類はきちんと読まれて細かく審査されるようですので、各書類間で取り決めた記載内容に矛盾が無い事も必要だと思われます。

これから、クラブ等でFPV飛行(目視外飛行)の承認申請を検討される際、多少なり参考にしていただければと思います。